経済産業省 関東経済産業局で、職員向け生成AI研修の講師を務めました(第2回)
経済産業省 関東経済産業局からご依頼をいただいた、職員の皆さま向けの生成AI研修。10月13日(火)に、全2回の締めくくりとなる第2回を行いました。
第1回は受講者の皆さまから非常に高い満足度をいただきました。今回は、そのアンケートの声をもとに、さらに内容を磨き込んで臨みました。
この記事のポイント
- 第1回は満足度4.18/5。アンケートで最も伸ばせる項目だった「プロンプト」を重点的に強化
- AIに「ベテラン審査員6人」を演じさせ、政策提案を厳しく採点させるワーク
- 研修のあとも実務で使える、プロンプト集つきのワークブックを配布

第1回の声を、第2回に活かす
第1回のあと、局で受講者アンケート(回答17名)を取りまとめていただきました。
4.18 / 5
総合満足度(平均)
82%
5段階で「4・5」と回答
4.41 / 5
事例・デモの分かりやすさ
第1回は、受講者の皆さまから
非常に高い満足度をいただきました。
受講者の声
非常に活気にあふれたエネルギッシュな進行で、研修の内容のみならず、元気をいただきました。第1回 受講者アンケートより(原文)
チームで受講できるのは、連帯感、共同制作、集中力があり、効果的と感じました。第1回 受講者アンケートより(原文)
AIを単なる効率化ツールではなく「仕事のパートナ(高学歴な新入社員)」として活用すべき、という事を学びました。第1回 受講者アンケートより(原文)
いちばん伸ばせるところ
一方で、6つの評価項目のうち最も点が低かったのが「効果的なプロンプトの理解」(5段階で3.76)でした。自由記述にも、「実際に作業を行いながら、プロンプトの改善や修正を繰り返す演習があると、理解が深まる」という声をいただきました。
第1回のアンケートで見えた課題効果的なプロンプトの理解(5段階で3.76。評価項目の中で最も低い)
↓
第2回で変えたこと説明を減らし、具体的なプロンプトを使って手を動かし、AIの答えを直しながら仕上げる演習を中心にしました
CHANGE 01
具体的なプロンプトを増やす
説明だけで終わらせず、その場で使えるプロンプトの具体例を数多く用意しました。
CHANGE 02
グループで実践する
4つのグループに分かれ、考える手順とAIへの渡し方を、実際の課題で試しました。
CHANGE 03
持ち帰れる形にする
プロンプト集を兼ねたワークブックを配布。研修のあとも、そのまま実務で使えます。
第2回で取り組んだこと
テーマは、「アウトプットの中身を、根本から良くする」こと。
AIに何を頼むか、の前に、どう考え、どう整理してAIに渡すか。その手順を、実践を通して身につけていただきました。
ワークでは、経理を1人で抱える中小企業という架空のケースをもとに、グループごとに「6か月で小さく試せる政策」を提案書にまとめました。
仕上げは、AIによる審査会です。AIに経験豊富な審査員6人を演じさせ、課題の立て方、根拠、予算、実行のしやすさ、効果の測り方、伝え方の6つの視点から、提案を厳しく採点してもらいました。
AIの案をそのまま出すのではなく、
「人が考えて変えたところ」を問う。
審査では、AIの案から自分たちで変えた点が具体的でなければ減点される決まりにしました。AIに任せきりにせず、人ならではの判断を足す。これが、2回の研修を通して一番お伝えしたかったことです。
締めくくりは、1分間の「決戦ピッチ」。各グループが、磨き上げた政策提案を発表しました。



研修の概要
日程第1回 2026年10月5日(月)
第2回 2026年10月13日(火)
ご依頼経済産業省 関東経済産業局
対象関東経済産業局の職員の皆さま
形式対面のワークショップ(全2回)
使ったAIMicrosoft Copilot Chat
講師佐藤 尚功(株式会社ウツセバ 代表取締役)
倉知 礼門(株式会社ROYAL YELLOW HLD 代表取締役)
当社スタッフ梅原
第1回の様子はこちらの記事でご紹介しています。
AI研修のご相談
受講者の声を聞きながら、回ごとに内容を磨き込みます。情報の扱いに厳しい組織でも、使える環境に合わせて設計します。行政機関・企業の皆さま、お気軽にご相談ください。
